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作者:盧開宇 作品背景: 理系大学を卒業し、ヒューマンリソース業界に従事しながら、国営通信社の契約カメラマンととして、また、風景や人物を被写体とした紀行写真を発表し続けるフォトグラファーとして活動している盧開宇(ルー・カイユー)。 彩度をマックスに振り切ったような色鮮やかな風景写真が多い。美しく壮観な作品ばかりだが、それよりも目を惹いたのは、四川省の山奥で撮られた、ある窓際の写真。商店なのか民家なのかは分からないが、窓際いっぱいに旬の野菜が並べられている。キュウリにニガウリ、青唐辛子、ホウレン草に香菜や小ネギ。どれも日常的に食べられている変哲のない野菜だが、美しい。 四川省は「天府の国」と呼ばれ、温暖湿潤な気候と豊かな土壌が多種多様の農作物をあふれんばかりに育てる土地柄。眼に痛いほど鮮やかな緑が、何よりもその風土を雄弁に語っていて、単なる旅の風景写真よりもずっと力強く大地の香りを届けてくれる。(文/山上仁奈) 写真提供:盧開宇 |