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| 作者:江遠強 作品タイトル:青銅器 作品背景: あまりにさまざまなもので、混沌としている。画面は整然としているかもしれないが、何故か少々混乱をきたすほどに、混沌と蠢くものを感じる。 江遠強(ジアン・ユエンチアン)の「青銅器シリーズ」と名付けられた油彩画の連作。遠く青銅器時代をテーマに、古代中国のモチーフが続々と登場するその作品には、強い陰影やパースペクティブ、そして典型的な構図取りと、きわめて一般的な西洋画の技法が用いられていて、その強烈な東西の折衷が違和感を生んでいる。 それだけではない。青銅器時代の中国をテーマにしながら、ギリシャやシルクロードを思わせるモチーフが奇妙に共存していたり、写真やCGを思わせるような超写実的な描画でありながら、やはり油彩画らしく見える表現方法であったり、歴史を描いているようでいておよそ現実からかけ離れたファンタジックさだったり、あまりにさまざまなものが入り混じったシュールさが、一種の困惑を生むような、そんな作品群である。(文/山上仁奈) 写真提供:匯泰国際文化発展有限公司(中国・天津) |