ストーリー
東京の大学に通う中国人留学生の趙明はある日、同じアパートに住む韓国人留学生の金(キム)に、自分の発明した傘を中国で生産したいという日本人男性・平井を紹介される。趙明は学生生活と傘の仕事をこなす傍ら、在日中国人のための幼稚園で園児にバイオリンを教えるアルバイトをし、そこで不法滞在者の子供・凌と出会う。ある日、いつものように幼稚園に行くと、凌の母親が逮捕され、凌が児童相談所に送られることになったと聞かされる。これまでお金でしか動くことのなかった拝金主義者の趙明だが、インドネシアに強制送還された凌の父親と家族との間に残された連絡手段が幼稚園だけだと知り、自分でもなぜだか分からないまま、凌をなんとか幼稚園に置いておけるよう奔走する。週末は平井が凌を預かることになり、これまで仕事上の付き合いしかなかった趙明と平井は次第に交流を深めていく。そんなある日、凌の父親から幼稚園に手紙が届き……