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中国を代表する動物といえば、白と黒のツートンカラーが目印のパンダ。正式名称はジャイアントパンダで、中国では「大熊猫」という。「パンダ」と同じく、中国でも「熊猫」と略して呼ばれることが多い。絶滅の危機に瀕しており、中国では国家一級重点保護動物に指定されている。主な生息地は四川省、陝西省、甘粛省など。四川省には37のジャイアントパンダ自然保護区があり、野生パンダの数は1206頭で、全国の76%を占める。08年12月現在、中国で人工飼育されているジャイアントパンダは268頭、うち31頭が人工繁殖である。
   

 

 
 
身体的特徴
哺乳綱ネコ目クマ科。体長120~150cm、体重はオスが100~150kg、メスが80~120kg。体毛は黒と白(クリーム色)のツートンカラーで、目の周り、耳、手足、肩が黒い。生まれたばかりの子パンダの体重は100~200gで、体毛は無く、ピンク色をしているが、生後1か月ほどで毛が生えそろう。
 
生態
寿命は約30年。主食は竹と笹で、その他に果物やサトウキビ、野生パンダは魚や小動物を捕まえて食べることもある。栄養摂取の効率の低さを量で補うため、 1日の大半を食事にあてている。睡眠時間は1日約10時間。冬眠はしない。群れをなさず、単独で行動するが、繁殖期の数日のみ、つがいで生活する。寒さには強いが、20度以上の暑さには弱い。
 

臥龍(がりゅう)パンダ繁育研究センター(四川省)
1983年設立。中国一のパンダ研究センター。成都から車で4時間ほどのアバ・チベット族チャン族自治州[シ文]川県にある臥龍パンダ自然保護区内に位置する。パンダの保護、繁殖、研究など全般にわたって取り組んでおり、一流の設備とスタッフを揃える。パンダを野生に戻す活動や生態環境保護などのほか、子パンダの名前募集や里親制度、パンダとのふれあいや記念撮影など、パンダファンにはたまらないサービスも。また、海外に送られるパンダの多くが同センターから貸し出されている。
 
成都パンダ繁育研究基地(四川省)
1987年設立。成都市中心部から10kmほど離れた北部郊外の斧頭山に位置する。敷地面積は106ha。主にパンダの研究、繁殖、保護を行っており、 DNA、精子バンク、出血性腸炎などの研究において国内最高レベルを誇る。2007年までに82回120頭の繁殖に成功しており、現在は67頭がセンター内で暮らしている。飼育されるパンダは一般公開されており、記念撮影サービスも。また、センター内のパンダ博物館では、骨格や内臓の標本など貴重な資料も見ることができる。海外に貸し出されたパンダも数多く、07年11月には、和歌山県で03年に父「永明」と母「梅梅」の間に自然交配で生まれた双子の「隆浜」と「秋浜」が里帰りしている。
 
陜西省珍稀野生動物護救飼養研究センター(陝西省)
1993年設立。西安から70kmほど離れた周至県の秦嶺北麓にある陜西省楼観台森林公園内に位置する。同センターではジャイアントパンダのほか、トキ、キンシコウ、ターキンなどの稀少動物の保護や飼育、繁殖も行う。
 
桂林パンダ科学普及教育基地(広西チワン族自治区)
2007年設立。桂林七星公園の中にあり、総面積は2000平方メートル、建物面積は505平方メートル。基地内にはパンダ標本展示区やパンダ休憩室などがある。また、インターネットを通じて24時間パンダを観察することができる。桂林七星公園では05年からパンダ「月月」の飼育を始め、同基地ができてからは新たに「陽陽」が加わった。
 

 


本ページの大部分の写真と資料は、臥龍パンダ繁育研究センターと同センターの衡毅様によるご提供です。